DartでHelloWorld
ダウンロードとインストール
リポジトリ経由で、yumとかapt-getでインストールできるようですが、それだと基本的にその時点で最新のものがインストールされてしまいますし、バージョン間で動作が違ったりした際に各バージョンを切り替えるのが面倒くさいです。
なので今回は自分でビルド済みのものをダウンロードしてインストールします。
Dart SDK Archive で、2.1.0(Linux/64bit)をダウンロードしました。
ファイル名はdartsdk-linux-x64-release.zip
となっていました。解凍するとdart-sdk
というディレクトリになりました。
ディレクトリ名をdart-sdk
からdart-sdk-2.1.0
に変更して、以下のパスに配置しました。
/home/koji/opt/dart/dart-sdk-2.1.0
次に、メインで利用するDartを簡単に切り替えられるようにシンボリックリンクを貼ります。
ln -s /home/koji/opt/dart/dart-sdk-2.1.0 /home/koji/opt/dart/dart
これで/home/koji/opt/dart/dart
が出来上がりました。
あとはパスを通せばいいので、私は~/.zshenv
に以下のように追加しました。
export DART_HOME=$HOME/opt/dart/dart
path=(
... 省略...
$DART_HOME/bin
$path
)
これでsource ~/.zshenv
するなり新しいターミナルを開けばもうDartが使えるようになっています。
[koji:~]$ dart --version
Dart VM version: 2.1.0 (Tue Nov 13 18:22:02 2018 +0100) on "linux_x64"
[koji:~]$
ちゃんと動いていますね。
あと、公式で提供されているDart用vimプラグインが有るようなので、それも導入しました。 Dart Support for Vim
私はvimのプラグインマネージャはNeoBundleを利用していますので、.vimrcに以下の一行を追加するのみです。
NeoBundle 'dart-lang/dart-vim-plugin'
Hello world
以下のファイルを用意します。
/home/koji/code/dart/hello/hello.dart
中身は以下のようになります。
main() {
print('こんにちわ世界');
}
実行するのにコンパイルは必要なく、単純にdartコマンドにファイル名を渡すだけで良いようです。
[koji:hello]$ pwd
/home/koji/code/dart/hello
[koji:hello]$ dart hello.dart
こんにちわ世界
[koji:hello]$
これでローカルでDartの開発を行う環境が整いました。
なお、vimプラグインを入れておけば、quickrun.vim
からDartを実行できようになりますし、シンタックスハイライトも効くようになるので、vimで開発される方であれば入れておくと色々幸せになれそうです。
(理由はわかりませんが、dartコマンドで実行するより、vimのquickrun経由で実行するほうが実行されるまでの時間が早いように感じます)
公式の言語ドキュメントを見ているとDartPadというオンラインのDart実行環境が用意されていてそれを利用していますが、やっぱり手元に実行環境がないと色々面倒くさいな、ということで自前でDartをインストールしてみました。
Dart2とFlutterの登場、そしてモバイルアプリ用のフレームワークであるFlutterをWebアプリケーションに変換するプロジェクトの発表など、Dart界隈が賑わってきそうな感じがしています。
公開日:2018/12/10